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『真悟』作ってみた。

LightWaveっていう3Dのソフトで『真悟』作ってみた。っていっても、胴体部分はまだだし、気力もなくなったので今後完成するかどうかわからん。


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知らない人に説明すると、真悟とは、楳図かずお先生の代表作『わたしは真悟』の主人公の「意識を持った産業用ロボット」です。
『わたしは真悟』は、ほとんど奇跡といっていい恐るべき傑作だから、読んでない人は死ぬ前に読んどいたほうがいいよ(現在中古でしか入手できないけどできれば文庫は避けよう。あの緻密な絵は文庫サイズでは収まらない)。

で、この作品の中に「こどもが終わる音」っていうのが出てくるんだけど、ただの文学的比喩表現かと思いきや、
…僕、実際に聞いたわ(笑)、それ。「こどもが終わる音」。
漫画では、ドミノ倒しのようなカタカタという、正確には「こどもの終わりが近づく音」なんだけど、僕の場合「こどもが終わった瞬間の音」。
中2の頃、一人で学校から帰る途中、いきなり何の前触れもなく、胸の中で「カタン」って何かが落ちる音がして、それ以来、こどものときの世界、「私」が「すべて」とつながってるような濃密で幸せな「今」に戻れなくなった。

それでこどもが終わって大人になったのか、というと、大人にもなりそこねたんだけどね。なんにもなれずに、なんでもない、なにか「変なもの」になった。
そして、その「変なもの」が「離人症」って呼ばれてることをここ数年前に知ったんだけど、同時にそれがなんの福音にもなんないことも知った。だって精神医学の専門家でも「それ」について特に僕以上に知ってるってわけでもなくて、似たようなことを訴える人をまとめて「とりあえず名前つけときました」程度だと分かったから。そもそもそれが病気かどうかすらわからないし、精神医学や心理学という方法で今後解明されるかどうかもあやしい(アプローチ自体違っている気がする)。ただ、名前がついてるとなにかと便利なんで、僕も「離人症」って呼ぶことにしたけど。
まあ、離人症についてはいずれ詳しく書くつもりだけど、そんなわけで僕にとって楳図先生の『わたしは真悟』や『14歳』(14歳で世界が終わる話)って作品は、なんかよけいに思い入れが強いんだよね。「こどもの終わり」の境界を、いやってほどはっきり自覚させられたから、「こども」がどれだけ、どんなふうに素晴らしいか痛感してるし、恐らくそういった「こどもの世界」に戻るという不可能事を切望したのは、楳図先生にも負けてないんじゃないかと思う。

前に2ちゃんに数回書き込んだ『わたしは真悟論』みたいなやつを、加筆修正して近々アップする予定。

追記12/4
とりあえずアップ完了。(あとからすこし書き足すかも)
解読『わたしは真悟』?こどもの世界・大人の世界?

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2006年11月24日 15:29に投稿されたエントリーのページです。

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